ひろば Q & A 第5回その2

質問

Q: コンピュータの弱点その 2無理矢理電源を切らずに済ます幾つかの方法

コンピュータの弱点って何なんですか? 特に無理矢理電源を切って終了させた時の影響を教えてください。

質問者: エツコさん

さて、一度回答した上記の質問ですが、無理矢理電源を切るのはやめろとは言ったものの、どうやったらその様な事態を回避出来るか回答しておりませんでした。そこで、補足としてどうやったら強制的な電源切断を回避出来るか説明しましょう。

回答

A: 解決するとは限りませんが、電源を切る前に幾つかの行動を試す価値が有ります

まず、無理矢理電源が切られる状況として家人などパソコンを良く知らない人が切ってしまう場合と停電などによりきれてしまう場合があります。まず、家人ですが、これは啓蒙しかありません。テレビなどの電化製品と同じ感覚で点いてたから切っておいたなどと言う事の無いようにコンピュータは電源を無理に切ると壊れる場合があると言う事をしっかり説明しましょう。最低でも 10万はする機械を高々数百円の電気代の節約の為に壊すのはあからさまに損です。その事を説明しましょう。また、不意の停電ですが、これはもう (複数あるなら) ブレーカから落ちない (落ちにくい) ブレーカを探し、そこのコンセントで動かすようにする事。また、同一ブレーカのコンセントからコンピュータ使用中はドライヤ、電気炊飯器、電熱コンロなどを使わないように、使う時は予告するようによく話しておく、話して解からない時は紙に書いて手渡すなどする必要があります。

さらに、パソコンがスリープしてい状態で気付かずに電源を切ってしまう、と言う事がありますが、一人で使っている場合には、電車の駅員の様にパソコン本体のランプを指差し確認するとか、複数の人で使っている場合には、ディスプレィに紙で書き付けでも書いて張っておくと良いでしょう。一寸病的な気もしないでもないですが、パソコンが壊れるよりは遥かにマシです。

さて、ここから先がコンピュータが止ってしまった時に電源を切らずに済ませる方法ですが、ろばQは Windows しか詳しくないので Win 95 / 98 の場合を解説します。

まず、MS 製品を使わないようにする。(嘘……か?)頻繁に止るソフトを使わないようにする事、アップグレードなどして bug を修正する事、それでも使う時は他のプログラムは終了させ、電源を切っても被害が少ない状況を作っておく事、などが重要です。次に、いざ止ってしまったら CTRL + ALT + DEL を (PC-98 シリーズの場合は ALT の替わりに GRPH キィ) 押してプログラムの強制終了画面を出してみるのもお勧めです。ここの画面で止ってしまっているプロラム (画面上では(応答無し)と表示されます) を単体で終了させる事が出来ます。また、それが不可能な時もシャットダウンを選択したり、CTRL + ALT + DEL を 2回連続して押す事によってシステムリセットをかける事が出来ます。システムリセットと普通のリセットボタンの違いはシステムリセットではハートディスクが壊れないと言う事です。通常のリセットと同様セーブ前のデータなどは失われますが、ハートディスクが壊れないと言うのは重要です (ただし、レジストリの書き換え中などが危険である事は変わりません)。また、強制終了の画面で止っているプログラムが見当たらない場合はキャンセルを選んでみるのもいいかも知れません。何事も無かったかのように動く事があります。

とりあえず、強制電源切断の回避法はこんな所です、それでも駄目な場合はハードディスクが動いていない瞬間を見計らって電源切断もやむを得ず、と言った所でしょうか。

そうそう、機能停止ついでに (嫌なついでだなぁ) Internet の小技も一つ書いておきましょう。Net につないでいて、回線は繋がっているのにダウンロード途中や Web Site 表示途中で止ってしまっている、という様な時は新しい Browser から適当な Web Site を表示してみたり、メールの送受信を行うとダウンロードや Web Site の表示が再開される場合があります。あれ? 止ったかな? と思ったらお試しあれ。