では次は、チャットで寄せられた民の声です。
BCC とか CC とか、意味不明です。言葉の意味がわかんないから本を読んでも意味不明です。
質問者: エツコさん
ちわ。ろばQです。早くも第 3回になりまして、ろばQ屋本舗内 Content としては最も反響の大きい企画となりました当ひろば Q & A であります。最初の一行はいつ風化するともしれず、番組終了後にはこっそり差し替えようと思っておりしたが、未だに変わっておりません。まぁ、んなこたぁどうでも良いので早速回答いたします。
兎に角最初にはっきりさせておきたいことは、CC と BCC はメールを送る時に使う物であると言う事です。知らなくても困らない機能ではありますが、知ってるとあからさまに便利かつナイスで、ワンダフル兼ファンタスティックであり、グレイトフルにしてエキサイティングといえますが (いえない)、たかが CC やら BCC をここまで言うろばQはエキセントリックなので注意です。
まず、CC、カーボンコピィですが、メールの宛先とは別に、CC に別のアドレスを書いておくと、そこにもコピィが届きます、と言う項目の事です。まぁ、あれですな。手紙をカーボン用紙で複写するあれの感覚です。カーボン用紙っていってもピンとこない人は宅配便の申し込み用紙とか、上から字を書くと下に字が写る藍色のアレの事だと思ってください。なんで単に Copy って言ず、わざわざカーボンコピィって言うかと言うと昔はそうやって手紙とかを複数枚書いていたからであります。
話しがそれちゃいましたので、再びカーボンコピィですが、送られるのはあくまでコピィであり、正式な宛先に加えてついでに送るって感覚になります。お友達へのメールを、目上の誰かに見てもらいたい、なんて時は宛先: お友達、CC: 目上の人となり、内容がため口でも OK ですが (しかし、あくまで目上の人に見られる事は意識すべきだ)、目上の人とお友達に同じ内容のメールを送りたい、って時に CC を使うと使った相手に失礼になっちゃいますので、そこら辺は注意です。あくまでコピィの回覧、と言うレヴェルです。
さて、次に BCC、ブラインドカーボンコピィですが、CC との差は文字通り B の部分。ブラインド、であります。要するにその名の通り見えない訳で、誰に見えないかと言うと、宛先の人に見えない CC と言う訳です。例えばろばQが会社でお客様にメールを出す時にこの件はウチの課長も承知しておりますって言う風にしたければ宛先: お客様、CC: 課長でありお客様には課長にも同一内容のメールがいっているんだと CC の場合解かる一方で、おいおい、ウチのメールサーバ、ちゃんとメール届けとんのか?などと言う場合に BCC に自分のアドレスを入れておくと、動いてる場合には自分宛てにメールが戻ってきて一応メールサーバが動いている事が確認出来るとか、そういう使い方もあり各自の工夫次第ですが、やたらめったらデカイメールを CC や BCC で大量に送りまくると Internet その物が渋滞するので、CC や BCC のやりすぎはあなたのネット環境の健康を損なう危険がありますので、十分にご注意くださいなのでした。
日経 BP 社 『日経 BP デジタル大事典 1999-2000年版』